<ランタオ島(大嶼山)の大澳に行ってみよう>
大澳・2へ>

2002年7月26日から30日まで4泊5日で香港に行ってきた。今回の旅はわりと時間に余裕がある。

29日(月)
香港滞在4日目、特に何も予定がなかったので、今まで行く時間の無かった「島」へ行ってみよう、と思い立つ。

香港の島部で観光目的で行けるところはいくつかある。香港島よりも大きなランタオ島(大嶼山)、饅頭祭りで有名なチョンザウ島(長洲島)、海鮮料理が名物のラマ島(南Y島)などが候補になる。

今回は黎明と瀬戸朝香が主演の映画
バレット・オブ・ラブ(不死情謎)』、そして劉徳華と張曼玉の映画『いますぐ抱きしめたい(旺角門)』の舞台、ロケ地となった大澳(タイオー)のあるランタオ島(大嶼山)に行くことにした。

ランタオ島は香港国際空港がある島だ。だから、この数年に香港に旅行したほとんどの人は一度は上陸しているわけ。空港は島の一番北部の埋め立て地にある。
また2005年には
香港ディズニーランドが東部のペニーズ湾を埋め立てたところにオープンする。そんなわけでいずれはこの島の雰囲気も徐々に変わってくることだろう。

大澳は島の北西部にある小さい漁港である。この島では一番最初に栄えた場所らしい。香港ではここだけ、という、浅瀬に軒をつきだして家を建てる「
水上家屋」が有名。


行く方法はいくつかあるが、私は中環からの新渡輪フェリーを使った。大澳へ直接は行けない。一度、ランタオ島の東海岸にある梅窩(ムイウオ)の港まで行き、そこからは島のバスを使う。

さて、昼頃、高速フェリーに乗るために中環のスターフェリーから下りた私は、丁度凄い豪雨に遭遇して、どうしたものか?と悩む。今回の旅行は気まぐれな雨に悩まされまくりなのだ。でも、長く降り続く事は今まで無かったので、きっと今回も大丈夫だろう、と、島行きフェリー乗り場へ向かう。

中環スターフェリーの所からだと、下船してオモテに出たら右に進み、郵便局の裏側を通りさらに右に曲がって、海沿いを歩くとすぐに乗り場に着く。(徒歩3分ぐらい) 目印としては今、建設中のやたらに高いビル(中環駅のビルだと思う)の海側だ。

波止場は7番埠頭。一番右側というか、そこまでの通路にしたがって行くと真っ直ぐのところだ。
切符が必要だが、勿論、
八達通(Octopus Card)も使えるので、私はそれで入場。
フェリーはスターフェリーのようなゴツいものではなく、クルーザーみたいなスタイルのもの。2階建てである。冷房が強烈。

フェリー乗り場である。ここでチケットを買う。
八達通を持っている場合はそのまま乗船の列に並ぶ。




窓を流れる雨でゆがんで見える同型のフェリー。


船内はとても清潔感があって綺麗。
これから向かうランタオ島は島全体が自然公園みたいな感じで、ハイキングやBBQ(バーベキュー)を楽しんだりする所が沢山ある。そんなわけで、このフェリーの船内にも子供たちのグループや親子連れが乗っていて賑やかだ。


13:10、定刻通り出発。
フェリーはザッパザッパと波をかき分け海を走る。走っている内に雨も小降りになり明るくなってきた。
13:40、梅窩に到着。船から見える港周辺は拍子抜けするほど何もない(^-^;


下りてすぐ目の前にあるバス・ターミナルへ。このバス達はフェリーの時間と呼応して待っているので、
お目当てのバス1番の大澳行き)を見つけたらさっさと乗り込んでしまおう。勿論、このバスも八達通が使える。(平日、エアコン無しバスだったので8HK$。日曜、祝日は13HK$になるので注意)

田舎のバス、という感じで、周りの雰囲気にマッチするなぁ。(エアコン無しにビンゴしちゃったので悔し紛れのひとこと)

フェリーを下りて右側には土産物屋が列ぶ。真っ直ぐ進
むと右手に海水浴場、そして梅窩の集落に突き当たる。




梅窩のバス乗り場。
一番左側の1番が大澳行き。
バスはどれも同じ様なもの(^-^;
(もちろん張曼玉は待っていてくれない)


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