<Macintosh>
Macintoshを使い始めたのは1992年。
廉価版として出たクラシックを中古で手に入れたのが最初だ。
RAMは4MB、HDDは40MB、9インチモノクロの画面のマシン。クロックは8MHzだった。
値段は6万円。中古での相場が9万円ぐらいしていた頃だから格安だった。当時は68040のQuadra
700がリリースされたころで、それの一式を買うと100万円軽く突破コース、という庶民には手の届かない高い高い買い物であったから、カラー高速マシンはいずれMacintoshの扱いに慣れ、それなりにお金を貯めてから、ということで、それまでの練習用に買ったのだ。
中古なのでソフトも何も入ってなく、システムフォルダとTeachTextというMacintoshの標準のエディターだけだった。
これではどうにも仕方ないので、近所の友人のMacintosh使いの家に押し掛けていってPDS(今で言うフリーウェア、シェアウェア)をフロッピーに入れて貰ってきた。
いかんせん、その頃のMacintoshのPDSは大半が本国のモノだったので、英語のソフトばかりだった。それでもMacintosh本来の使いやすさ&インターフェース共通の仕様のおかげで、それなりに結構遊んだり出来たものだった。
出来の悪いPDSとか、生半可な知識のおかげでシステムをぶっ飛ばしたりしたのは日常茶飯事。最初は本当に真っ青になったけど、バックアップさえしっかりと取ってあれば大概のクラッシュは必ずや修復可能である、と悟りをひらき(?)それからは無茶を結構させて楽しんでいたり。
終いには爆弾マークや?マークの点滅、とかになるとニヤリ、としたりして。
そこから元の状態に戻すことが出来るか、というのが自分への課題の様な錯覚にとらわれる状態に(^-^;
この時期にあれこれと沢山のキホンを学んだような気がする。
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いくら容量の小さいPDSとはいえ、あれこれ詰め込むとやっぱりそれなりな量になる。40MBのHDDはわずか4ヶ月で「残り容量わずか」という状態に。
外付けのHDDを買おう、と物色していたら、かの有名な今は亡き格安店のSTEPでClassic
IIが7万ちょっとで特売。外付けのHDDの値段(外付け40MB程度で当時5万ぐらいした)+αで本体付き(しかもマシンのクロック2倍)で買える、というわけで早速購入した。枕元に2台のClassicがステレオで並ぶ姿が美しい(^-^;
Classic
IIはホントに良く使った。運搬用のバッグも買い、モバイル?もした。メモリも10MBまで増設(8MBまでしか認識しない仕様だったが)したし、HDDも内蔵を入れ換え170MBにしたり。
それからしばらくして、世の中はすでにカラーが当たり前の時代になっていた(--;練習用に買ったClassic(とClassic
II)はモノクロの9インチ。いよいよ当初の目的(←それ用に1年半貯金していた)のカラー高速マシンが欲しい。春(1993年3月)に出たばかりのCentris
650がそろそろ買い時、と感じ、8月のお盆休みにため込んだ虎の子を財布にしっかり入れアキバに行った。丁度その数日前に値段が改定になっていて数万円安くなっていた(^-^)
17インチのディスプレイと本体を約50万円で購入。さすがにこれだけの高額の物を買うのは初めてだったのでお金のやりとりは緊張した。
ダッシュで家に帰って超高速でセッティング。
重厚なスタートアップ音の次に現れたカラーの画面の美しさったら!
このマシンでお絵かきソフトを使いまくる。Aldus(後にAdobeに吸収された)Super
Paintはお気に入りだった。ドローとペイントを同じ画面上で切り替えて使えたので、かっちりした絵もでろでろの絵もOKだった。
>2へ続く
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