現在の国分寺市内で最も「武蔵野」を感じさせてくれる場所だと思います。JR国分寺駅から南側へ数分ほど歩くと急な下り坂になります。これは国分寺崖線と呼ばれ、大昔に多摩川が削り取ったものということです。現在の多摩川ははるか南下して府中市の南部を流れていますから、悠久の時間を感じずにはおられません。削り取られた崖のあちこちから豊富な湧水が出ています。 お鷹の道(後述)から真姿の池、湧水の水源方向を望む。
水源から上方を見上げると祠があります。 「真姿の池(ますがたのいけ)」です。大きな鯉がゆらり泳いでいます。
◆お鷹の道(地図には載っていませんが遊歩道があります)に沿って野川の源流が流れています。この水は現・国分寺の境内から湧き出たもの。少し下流で上記の真姿の池湧水群の水と合流して水量を増します。 「ほたるのすむ川」の看板通り、シーズンにはホタルの淡い光が水辺に舞います。
◆お鷹の道の起点にある現・国分寺の境内にある万葉植物園です。無料で見学することが出来ます。 入り口です。 万葉集にゆかりの草花・木々が沢山(約160種類)植わっています。昭和39年1月15日に市の指定天然記念物に指定されています。 東久留米の米津寺から移設された山門、そして参道。参道の桜は春に見事な花を見せてくれます。 |